6月に入り、今年も早くも半年が過ぎようとしています。
今年は各地例年よりも少し早い梅雨入りとなり、不安定な天気が続いています。
全日本交通安全協会によると、雨天時の1時間あたりの事故件数は晴天時と比べ約5倍になるそうです。
どれだけ安全運転に気をつけていても、視界が見にくく滑りやすい雨天時では車輌の状態によって制御ができないこともあります。
冷蔵・冷凍車のような貨物自動車での運搬業では、お客様の大事なお荷物を運んでいる以上、事故はとにかく避けたいもの。
事故を起こさない為にも、日頃から小まめに点検やメンテナンスを行うことが重要です。
写真は、弊社でのシーズンイン点検、メンテナンス風景です。
今回は、冷蔵・冷凍車の日常での点検・メンテナンス方法についてご紹介します。
まず、冷蔵・冷凍車に限らず、すべての車輌で実施頂きたい主な点検項目から。
こちらは運行前に毎回、必ずご確認いただきたい内容です。
液量が適当か、損傷箇所はないか、問題なく稼動するかなど、一般乗用車と同様に交通事故に直結しやすいポイントです。
- ブレーキ
- タイヤ
- バッテリ
- 原動機
- 灯火装置・方向指示器
- ウインドウォッシャー・ワイパー
- エア・タンク
続いて、冷蔵・冷凍車での重要な点検・メンテナンス項目について。
こちらはお客様からお預かりした大事なお荷物を、しっかり適切な温度で運ぶ為に確認しておきたいポイントです。
温度管理の不備は、食べ物であれば食中毒などの食品事故を招くことにもつながります。
先ほどの項目と同様にしっかり点検・メンテンナンスを行いましょう。
- ドレンホース
冷却機能を保つパーツの為、破損などは冷却機能の低下につながります。
不衛生になりやすいので小まめに水洗いし、ごみを取り除いておきましょう。
- パッキン・コーキング
こちらも同様に劣化や剥がれが冷却機能を下げる原因になります。
発見次第、一時的にテープなどで応急処置をし、早急に補修・再コーキングしましょう。
- コンプレッサー
肝心の低温空間を作り出す装置です。
コンデンサの汚れ・目詰まりや、オイル漏れしていないかこまめに確認しましょう。
特に故障の原因となりやすいのが、コンプレッサーベルトの緩みです。
ベルトを軽く押しゆるんでいないかチェックしましょう。
- 外板・内張り
傷や穴などを放置すると車体壁内に水が浸入し断熱効果に影響が出てしまいます。
小さな穴でもすぐに修理するようにしましょう。
- 冷媒封入量
冷媒が漏れていたり、多すぎたりすると冷却機能が低下します。
10分以上冷却装置を運転してからサイトグラスを確認し、ほとんど透明であれば適量です。
気泡や霧のような流れが見える場合は不足のサインなので冷媒を調節しましょう。
ここまで、皆さんご自身でも確認いただける内容を紹介いたしましたが、本来点検・メンテナンスすべき項目はまだ沢山あり、どうしてもそれらの箇所での故障はプロの点検・メンテナンスを行わなければ防ぐことができません。
冷蔵・冷凍車は、法律で3ヶ月に1回の簡易点検に加え、1年に1回以上の定期点検が義務付けられています。
ハイシーズン中に故障が見つかっても即日で対応は難しくなる為、事前に専門業者で点検を行う事がおすすめです。
日本ラッセルでは、シーズンイン点検も承っております。
専門のスタッフがお客様の車輌がハイシーズン中もしっかり稼働できるよう、丁寧に対応致します。
また、お客様の点検中に修理箇所を発見した場合もお気軽にご相談ください。迅速に対応させて頂きます。 是非、御気軽にお問合せくださいませ。
メールでのお問合せ:inquiry@nihon-russell.co.jp
電話でのお問合せ:東京 03-3799-2111 北海道(札幌) 011-372-2181
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