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弊社で取付を行っている冷凍機。
様々なメーカーの製品を取り扱っていますが、有効に機能させるには車輌のサイズに合わせた製品の選定が重要になります。
もとより、トラックには大きく分けて「小型」「中型」「大型」と3つのサイズがあります。
通常積載量が3トン以下、4トン、10トン以上と、運搬できる重量に合わせて大きさや構造が異なります。(増トンされることによって積載は変化致しま
今回は、街中で見かけるトラックの中で最も大きいクラスの「大型車」についてご紹介したいと思います。
大型の特徴はやはり、効率よく大量の荷物を運搬できる大きさと積載量が挙げられます。
冷凍車では、漁業での市場までの大量運搬などで重宝されます。
しかし、公道を無許可で走行するには道路運送車両法で定められたサイズ・重量内に収めなければなりません。
その為、車輌重量を軽くし積載量を増やしたり、荷室を広くするなど、メーカーによって様々な工夫がされています。
ここで少し、主なトラックメーカーの大型車の通称名と特徴についてご紹介します。
■日野自動車 プロフィア
国内大型車のシェアNo.1の日野自動車。トヨタの連結子会社です。
エンジンを軽量化し、積載量を上げることに成功しているモデルです。
2014年に大型トラックでは世界初となる電動冷凍車、
「日野プロフィア COOL Hybrid」を発売し、CO2排出量の削減・優れた冷凍性能を実現しています。
■いすゞ自動車 ギガ
他のメーカーとも群を抜く、最大積載量15トンを誇るギガ。
いすゞオリジナル完成車シリーズでは、直結式冷凍機で軽量化・騒音低減を実現した
大型冷凍バン「Gカーゴ クール」も発売されています。
■三菱ふそう スーパーグレート
全車で重量車燃費基準+5%を達成し、優れた燃費性能に定評のある三菱ふそう。
大きな動力を要し、コストのかかる大型車において、
燃費性能の高さは非常に重要なポイントと言えるでしょう。
親会社のダイムラー製のエンジンは、振動や騒音が少ない為、長距離運転に最適です。
■UDトラックス クオン
UDトラックスは、大型トラック製造メーカー世界2位であるボルボ社の子会社です。
ボルボ社製のエンジンと強力なクラッチが特徴的で、世界的に人気のモデルです。
高級感のある内装もドライバーに好評です。
大型トラックにも様々な車種がありますが、
冷凍車として使用するにはどのような冷凍機を取り付けるべきでしょうか。
以前、2020年5月の記事「サブエンジン式冷凍車とは?」でもご紹介しましたが、冷凍車に取り付ける冷凍機には「直結式(メインエンジン式)」と「サブエンジン式」があります。
サブエンジン式とは、トラックの走行の為に使用するエンジンとは別に冷凍機用にエンジンを積載する方式です。メインエンジンとは別に動力を確保する為、冷凍機能は強くなります。
今回ご紹介した大型車輌では、直結式では到底電力が足りない事が多い為、ほとんどの場合、サブエンジン式が利用されます。
最後に、大型車に特化したサブエンジン式の冷凍機を紹介します。
■サーモキング
・Tシリーズ(サブエンジン型ノーズマウント冷凍ユニット)
・UTシリーズ(サブエンジン型アンダーマウント冷凍ユニット)
コンデンサをボディー下部のタイヤの間に取り付けるアンダーマウント式と、
キャビン上部に取り付けるノーズマウント式の2タイプがあります。
■菱重コールドチェーン(三菱重工)
・TU100SCシリーズ(新冷媒R452A対応)
・TU100SBシリーズ
日本ラッセルでは、様々な冷凍機を取り扱っております。今回ご紹介した大型車以外にも様々な車両に合わせた、冷凍機のお取り付けが可能です。
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