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今回も前回1月の「小型冷凍車」に引き続き、「中型冷凍車」についてご紹介したいと思います。
まず中型トラックは、主に「4tトラック」と呼ばれています。
同様に、小型は2t・3tトラック、大型は10tトラックと呼ばれていますが、この重量は一体何を表しているのでしょうか?
まずは、それぞれの実際の車両総重量と最大積載量の違いを見てみましょう。
(※以下は荷台の形状などにより変わる為、飽くまで目安となります。)
2t(小型)/ 4t(中型)/ 10t(大型)
車両総重量 5t未満 / 8t未満 / 25t未満
最大積載量 3t未満 / 5t未満 / 11t未満
こちらの表で確認できるように、さきほどの名称で用いられる重量は、車両ごとのおよその最大積載量を表しています。
尚、車両そのものの重量に、それぞれの乗車定員数(一人当たり55kg想定)と最大積載量を加えたものが「車両総重量」となります。
これらは道路交通法で定められており、最大積載量・車両総重量を超過してしまうと、大きな事故の原因となる為、罰則の対象となります。
中型車は荷室が広く、一度に沢山の荷物を持ち運べるので、冷蔵・冷凍車では新鮮な野菜や乳製品、アイスクリームなどの冷凍食品などの運搬で活用されていますが、最大積載量・車両総重量を超えないよう荷物の量を調節することが重要です。
また、中型トラックを運転するには、旧型普通免許もしくは中型免許以上が必要になります。
平成19年6月2日以降に取得した普通免許は4tトラックに対応してないので、注意が必要です。
それでは早速、4大メーカーの中型車の通称名と特徴をご紹介します。
■日野 レンジャー
「世界一過酷なラリー」と言われるダカールラリーで
何度も優勝・入賞を果たしていることで有名なモデル。
この偉業は、レンジャーの持つ抜群の耐久性と高出力エンジンによって実現されています。
1964年のリリース以降、進化を続けながら
長く物流業界に愛されているロングセラートラックです。
■いすゞ フォワード
1リットルあたり8.1kmの走行距離で、
中型ディーゼル車ではクラストップの燃費性を誇るモデル。
重量税や取得税の大幅な減税に加えて、
尿素SCR搭載による排出ガスのクリーン化など、
環境にもお財布にも「やさしい」性能が備わったトラックです。
■三菱ふそう ファイター
「輸送環境の向上」をコンセプトに、洗練されたデザインと快適性で
トラック運転手の仕事をより上質なものにするモデル。
タイプごとに4気筒の4V20エンジンと6気筒の6M60エンジンがあり、
8トンクラスでも最高の高積載と低燃費を実現しています。
長距離運転での疲労を軽減してくれる、こだわりのシートも魅力です。
■UDトラックス コンドル
中型トラック市場屈指のパワフルな馬力と加速力が魅力。
高効率エンジンにより、積車時の坂道発進でも大きな威力を発揮します。
2011年にフルモデルチェンジをし、2017年にはいすゞ「フォワード」のOEM車となりました。
さて、中型サイズのトラックにはどんな冷凍機が合うのでしょうか?
最後に、中型車に最適な各冷凍機メーカーの商品をご紹介します。
■デンソー
・EJ4・PF4(パッケージ型)
・ESF4・ESF5・SF4・SF3・F12(セパレート型)
■サーモキング
・TZ-800・TZ-600(メインエンジン型一体型タイプ)
・Z36F・Z36H・Z44F(メインエンジン型セパレートタイプ)
■三菱重工サーマルシステムズ
・TDJS30DC・TDJS35DC・TDJS40DC・TDJS50DC・TDJS60DZC・TDJS70DZC
(エバポレータ・コンデンサ一体型)
・TDS40DXB・TDS50DXB・TDS60DZXB・TDS70DZB
(セパレートタイプ)
■東プレ(トプレック)
・XVシリーズ
・RHシステム
これまでご紹介したように、荷物を適切な温度で管理するには、車輌のサイズに合わせた冷凍機の選定が必要不可欠です。
冷凍機のお取り付けの際は、ぜひ日本ラッセルにお任せください。
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