3月に入り、ようやく春が近づいて参りました。
今年は2月下旬でも寒波に襲われ、非常に寒い時期が続きましたね。
つい先月、Twitterでとあるつぶやきが話題になりました。
内容は、「東北の友人にみかんを送ろうとした際に、集配スタッフから通常配送だと凍って腐るため、クール便を薦められた」というもので、こちらには12万件を超える「いいね」が集まりました。
この投稿には「雪国に生花を送るときも冷蔵扱いで発送してます」や「北海道・東北あるあるですね」など沢山のコメントが寄せられています。
これは一体どういうことなのでしょうか。
通常、クール便のような「定温輸送」は荷室を外気温よりも低く保って輸送することを指しますが、北海道や東北地方など一部の寒い地域では、冷蔵・冷凍車を利用することで外気温より高い温度を保ち、荷物の凍結を防げる場合があるようです。
実際にワインやフルーツなどを取り扱う通販サイトなどでは、商品が凍ると品質が損なわれてしまうため、冬季の配送の際にクール便を指定する業者も多いとのことです。
冷蔵車・冷凍車と言えば、夏などの暑い時期に活躍するイメージが強いかもしれませんが、実は寒いこの時期にも意外な活用方法があるようです。
さて、少し話題が変わりますが、先日行いました冷凍ウイングへの後付け事例をご紹介します。
通常のウイング車輌を冷凍車仕様にするには、冷凍機の取付に加えて、荷室に「断熱保冷加工」を行う必要があります。
これは、先ほどの定温輸送でも説明したように「外気温から荷室内の温度を守る」ために重要なポイントになります。
今回の事例でも、もともとベニヤのパネルを使用していた荷室内部をアルミ製のパネルに変えて、その上に断熱処理を行い、保冷効果を高めています。
大量の荷物を積み下ろしする際に活躍するウイング車。
小型クラスでは側面を開放するメリットが充分に活かされないため、中型クラス以上の車両で多く用いられます。
今回取付した車両は、日野のプロフィアでした。
荷室の構造だけでなく、冷凍機も車輌のサイズに合わせたパワーのある機種の選定が肝心です。
冷蔵ウイングへの改造・冷凍機の後付けの際は、ぜひ日本ラッセルにお任せください。
新車の冷凍車が入らないから仕様の合いそうな中古車を買って冷蔵・冷凍車に改造したい等々
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